特殊勝利アンノーンのお話
こんにちは。
特殊な条件を満たすことで対戦に勝利することができる特性を持ったアンノーン3種類が拡張パック超爆インパクトで登場します。今回はそれについて軽く触れたいと思います。
アンノーン(sm8) HP60 たね
特性 DAMAGE[ダメージ]
このポケモンがバトル場にいるなら、自分の番に1回使える。自分のベンチポケモン全員にのっているダメカンの数が66個以上なら、この対戦は自分の勝ちになる。
■超 めざめるパワー 10
特性 HAND[ハンド]
このポケモンがバトル場にいるなら、自分の番に1回使える。自分の手札の枚数が35枚以上なら、この対戦は自分の勝ちになる。
特性 MISSING[ミッシング]
このポケモンがバトル場にいるなら、自分の番に1回使える。相手のロストゾーンにあるサポートの枚数が12枚以上なら、この対戦は自分の勝ちになる。
個人的な感想としては、どれも簡単に達成できる特性ではないが、絶対に出来ないということはないくらいの良い調整だと思います。
それぞれについて考えていきます。
DAMAGE[ダメージ]
ニンフィアGX(sm1+)のGX技やグズマによって相手からの干渉も受けますが、この中では妨害を受けづらい方だと思います。
アンノーンにダメカンが5個のっていたとしても他の5体に61個(1体あたりダメカン12個以上)のせる必要があり、実際にはアンノーンにダメカンをのせておくのは危険だったり、ダメカンをのせる手段をポケモンに頼ったりするので1体あたりの数はもう少し多く必要になるかと思います。
他の2種類より相手の妨害を受けづらいこともあり、高HPのGXポケモンで普通に戦いながらゆっくりと溜めることも、マニューラ(sm2+)によって積極的に狙っていくこともできます。
HAND[ハンド]
動き始めて1ターンで成功させる確率だけを考えると一番高そうですが、ターンを跨ぐとジャッジマンやロケット団のいやがらせ一枚で1ターン分無かったことにされる(使いきりのドローソースなどを使用していれば詰むこともある)ので非常に妨害の影響を受けやすいです。
ポケモンにエネルギーをたくさん付けて、ビリジオンGX(sm7a)のGX技でエネルギーごと回収して勝負を決めるのは面白いかと思いますが、おそらくこの場合でも相手のターンを凌ぐ必要があるのでなかなか難しいと感じました。
MISSING[ミッシング]
枚数的には一番簡単に見えますが、そもそも相手のデッキにサポートが12枚入っていなければ達成することができないという点が特徴です。
現段階では相手のサポートをロストゾーンに送る手段が非常に少なく、山札からロストゾーンに送る手段のケララッパ(sm8)に関しては使い切りであるため、課題が非常に多く存在します。今後増えるロストゾーン関連のカードに期待。
また、相手に依存する部分の大きいデッキなので別の勝ち筋を用意する必要もあります。
ケララッパを活かすのであれば同じく超爆インパクトで登場するロストマーチを持ったポケモンと組ませるという手もありますが、それ以外の相性が良いかと言われると微妙なところです。
特殊勝利するデッキは10回に1,2回勝てるくらいの方がゲームとしてのバランスは良いと思っているので良いカードだと思いました。
これからのカードプールの拡がりによって状況が変わっていくカードではあるので今後が楽しみです。
それではまた。